23日、ブリヂストンの2本立て債(AA+:R&I、総額1000億円、主幹事:大和/三菱UFJモルガン・スタンレー/SMBC日興/みずほ/野村/ゴールドマン・サックス)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
---|---|---|---|---|---|
15 | 5 | 650 | 30/04/30 | 1.208 | 30 |
16 | 10 | 350 | 35/04/27 | 1.768 | 43 |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

“トランプ砲”で金融市場が混乱して以降、シニア事業債で最大の1000億円の起債を成功させた。R&Iの格付けでトヨタ自動車(AAA)に次ぐダブルAプラスという高いクレジットと、6年ぶりの社債という希少性が発揮された。米中の関税合戦や、米連邦準備理事会(FRB)議長の去就などで市場の乱高下が続いているものの、条件決定日を後ろ倒しにし、市場がやや落ち着きを取り戻したタイミングで登場したことも奏功した。
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