23日、ニッコンホールディングスの5年債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 12
年限 5年
発行額 100億円
表面利率 1.408%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+50bp
参照国債回号 358
参照国債償還日 2030年3月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2030年4月30日
格付け A(R&I)
ブックランナー みずほ
主幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー/岡三

3月の先行銘柄の実績をベースに国債+30bp台のガイダンスで反応を探ったものの、“関税ショック”によるベース金利の低下と今後への不透明感から投資家の目線が切り上がった。これへの対応として+40b台、さらには+50bp台へとガイダンスを上方にシフトさせ、+50bp以上のレンジと1.30%の下限利率を設定してのマーケティングが効果的となり、100億円の発行額に対して180億円ほどのオーダーを取り込んだ。発行体の社債は5年ゾーン(100億円、0.843%、国債+27bp、主幹事:みずほ/三菱UFJMS/岡三)に登場した昨年5月以来11ヵ月ぶり。
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