株式・債券の発行市場にフォーカスしたニュースサイト

この記事は有料記事です

SBG債:ホールとリテールで6200億円、混乱後に+250bpを見いだす

18日、ソフトバンクグループの2本立て5年債(A:JCR、総額6200億円)が条件決定した。内訳は、6000億円のリテール債(主幹事:野村/大和/SBI/みずほ/三菱UFJMS/SMBC日興)と200億円のホールセール債(ブックランナー:野村/大和)。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
65 5 6000 30/5/2 3.34% +250.4bp#
66 5 200 30/4/24 3.336% +250bp

※発行額:億円、#はキャピタルアイ・ニュース算出

ソフトバンクグループが出資するWeWork(2019年10月24日、東京・南青山)

2019年4月に発行した個人向けの6年債(当時A-:JCR、5000億円、1.64%、国債+181.1bp<CEYE算出>、主幹事:野村/大和/SMBC日興/みずほ/三菱UFJMS/SBI)が今月に満期を迎えることから、このロールとして5年リテール債を発行することとし、同年限のホールセール債も加えて、最終的に総額6200億円となった。機関投資家向けの円建て債は昨年4月の7年債(200億円、2.900%、+229bp、同:SMBC日興/大和)以来1年ぶり。AIへの巨額投資で信用力に下押し圧力がかかり、“トランプ関税”のヘッドラインも相次ぐなかで難しい運営を強いられたものの、広めのガイダンスでポテンシャルを作り、国債+250bp・3.336%に落ち着いた。リテール債は小数第3位を切り上げた3.34%に決まっている。

この記事は有料記事です。全文をお読みいただくには、
法人向けサービス(有料)へのお申し込みが必要です。