9日、愛知県と川崎市の20年債が条件決定した。以下は案件レビュー。
発行体 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 対カーブ | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
愛知県 | 20 | 250 | 43/11/20 | 1.598% | +4.5bp | +3.5bp | みずほ/大和/東海東京 |
川崎市 | 20 | 130 | 43/9/18 | 1.588% | +3.5bp | +3.5bp | 野村/日興/三菱 |
※発行額:億円
20年物地方債は10月までタイト化が続いていたものの、ボラティリティが高いなかでさらなるスプレッド縮小への抵抗が強く、愛知県債・川崎市債ともに国債カーブ+3.5bpと、10月の案件の実績を引き継いだ。このスプレッドでは相場変動のバッファーにならないとはいえ、資金消化ニーズを持つ地方公的を中心に買いを集め、愛知県債が330億円超、川崎市債が170億円超の最終需要となっている。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
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