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高速道路機構債:5年は希少性、20年は国債代替

首都高速道路(2022年2月23日、横浜市鶴見区)
首都高速道路(2022年2月23日、横浜市鶴見区)

21日、日本高速道路保有・債務返済機構の2本立てソーシャルボンド(AA+:R&I/A1:ムーディーズ、総額350億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ 主幹事
304 5 200 2028/6/28 0.220 14 14 大和/野村/みずほ/日興/三菱
305 20 150 2043/6/26 1.060 9 8 みずほ/野村/大和/日興/三菱

※発行額:億円/表面利率:%/対国債・対カーブ:+bp

先行案件並みの国債カーブ+14bpと+8bpに決まり、地方債との格差はともに1bpを保った。5年債が340億円程度、20年債が330億円程度の需要を獲得した。20年ゾーンへの登場は4月以来で、5年債は2014年12月以来9年半ぶり。トランスペアレンシー方式を採用し、アカウントXが5年債にあり、自己ブックはいずれもなかった。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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