7日、中国電力の30年債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 449
年限 30年
発行額 150億円
表面利率 1.810%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+53.1bp程度<CEYE算出>
参照国債回号 78
参照国債償還日 2053年3月20日
プライシング基準 絶対値
償還日 2053年6月25日
格付け A+(R&I)/AA(JCR)
ブックランナー 野村
主幹事 東海東京
中国電の30年債は昨年6月の第440回債(120億円、1.250%、国債+20.7bp<CEYE算出>、ブックランナー:野村)以来ちょうど1年ぶりで、この年限のクレジット物は今年度初めて。5月19日の東北電力22年債(A+:R&I/AA:JCR)のスプレッド(+54.3bp<同>)から国債+55bpの一声目線を想定したうえで、1.8%台の絶対値で反応を探り、1.81%で150億円のディールとなった。投資家が水準を考えるうえでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)による26日の永久NC5債(A-:R&I/JCR)のクーポン(1.804%)との比較もあった。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
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