リップスが東証グロース市場に上場した。公開価格の3130円を2.24%上回る3200円の初値を付け、2843円で引けた。的場隆光社長が東証で上場会見を行った(6月30日取材)。

―会社概要について
男性を中心とした化粧品の企画販売、ヘアサロンのフランチャイズ運営を行っている。Philosophyは「Boys Be Beautiful」。全ての人の「かっこいいを応援する」ことを大切にして事業を運営している。商品とブランド開発に資源を集中して、製造は協力会社に委託している。販売はドラッグストアなどの実店舗をメインに、Amazon、楽天などのEC業者やフランチャイズ先で販売をしている。
ヘアサロンが源流ではあるが現在はフランチャイズ展開をしているので、売上としては全体の10%にとどまっている。現在はヘアケアを中心とした化粧品が収益の柱であり、今後の成長ドライバーとなる。国内のメンズコスメ市場の規模は拡大している。なかでも1000円以上の中高価格帯の市場が全体を牽引している。当社の対象とする市場はメンズコスメ市場にとどまらず、女性用やユニセックス用のブランドを利用している男性も市場の対象になる。推計は難しいが現在定義しているメンズコスメ市場よりは、遥かに大きな市場が我々の対象マーケットとなる。当社はこの市場をメンズビューティーという切り口で開拓している。
―強みは
当社の強みの1つ目が、男性のニーズを満たす質の高い商品。2つ目が、リアル店舗での配荷力。3つ目がサロンを交えたSNSを活用した効率的な販促だ。質の高い商品開発をどのように実現しているのかだが、当社は定期的な市場調査に加えて、ヘアサロンを通じてニーズやトレンドを把握できている。それらをもとに外部のデザイナーや広告代理店などと連携し、これまでにないコンセプトデザインを作り上げている。主力商品の強化、商品領域とターゲット層の拡大、ブランド価値のさらなる向上、この3つを軸に企業価値を向上させる。
―ターゲットについて。若い人だけではなくて、もう少し幅広い層に向けて商品開発していくという認識でよいか
今のところは入口で16~25歳で、源流のサロンは26年目になるが当時10代の顧客が今までも来ているので、十分今の商品でも使えると思うが、やはり今後はそういうことは考えていきたい。
―ヘアケア商品以外でニーズはあるか
今はヘアケアを中心とした商品が多いが、昨年発売したスタイリストシャンプートリートメント、その次にスキンケアがある。そこからボディケアという形での成長を考えている。メンズコスメのスタンダードを目指しているので、ヘアケアからスキンケア、そしてメイク、その次がボディケアという成長戦略がある。男性のトータルのビューティーのブランドになりたい。
―LIPPS BOYの伸びが高いと思うが売上の大きさではどうか
上原大輔取締役:指摘の通り主力がワックスで、細かい数字は公表していないが全体の6割ぐらいを主力のワックスが占めている。そのほかスタイリング剤としてオイルやミルク、いわゆるスタイリングのセットに必要な剤を出しているが、ワックスも含めてトータルで2024年8月期で88%を占めている。
[キャピタルアイ・ニュース 菊地 健之]
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