9日、味の素の2本立てサステナビリティ・リンク・ボンド(SLB、AA:R&I/A+:S&P、総額300億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|
28 | 5 | 100 | 28/6/15 | 0.320% | +23bp | 野村/みずほ/三菱/大和 |
29 | 10 | 200 | 33/6/15 | 0.770% | +33.9bp | 野村/みずほ/三菱/日興 |
※発行額:億円
2021年10月の7年物サステナ債(100億円、0.130%、国債+17.6bp<CEYE算出>、主幹事:みずほ/野村/三菱UFJMS)以来1年8ヵ月ぶりの登場で、SLBは発行体にとって初めて。大型連休明け後の社債市場は好調に推移していたが、タイトニングが急激に進み、供給も増えたことで一旦踊り場を迎えた。「セカンダリーで(タイト化から)逆回転している」(社債関係者)とも言われる状況で、味の素債は「ダブルAフラットの食料品銘柄であることに加え、セクターやネームへの安心感」(野村)によって、5年債が国債+23bp、10年債が0.77%と、いずれもレンジ下限の水準に決まり、2本で700億円超のオーダーを集めた。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
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