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東急2本立て債:回復期にダブルA民鉄の購入機会

妙蓮寺駅~白楽駅間を走行する東急5000系(2024年5月4日)

11日、東急の2本立てグリーンボンド(GB、AA-:R&I/AA:JCR、総額300億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
18 7 100 32/06/17 1.513 36
19 10 200 35/06/15 1.850 38

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

「しっかりとした需要が存在する年限を選択したことが奏功」(野村)し、回復途上のクレジット市場で銘柄選別があるなか、「最上位格付けの民鉄ネームでラベル付き」(三菱UFJMS)という点で人気化。“選ばれる銘柄”の存在感を示した。7年債が100億円に対して約6.4倍、10年債が200億円に対して約3.1倍の需要を集めた。トランスペアレンシー方式で運営し、両年限で自己ブックは出ていない。東急の登場は3ヵ月ぶりで、前回債は10年と20年の組み合わせだった。

妙蓮寺駅~白楽駅間を走行する東急SDGsトレイン(2024年5月4日)

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