
11日、東急の2本立てグリーンボンド(GB、AA-:R&I/AA:JCR、総額300億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
18 | 7 | 100 | 32/06/17 | 1.513 | 36 |
19 | 10 | 200 | 35/06/15 | 1.850 | 38 |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp
「しっかりとした需要が存在する年限を選択したことが奏功」(野村)し、回復途上のクレジット市場で銘柄選別があるなか、「最上位格付けの民鉄ネームでラベル付き」(三菱UFJMS)という点で人気化。“選ばれる銘柄”の存在感を示した。7年債が100億円に対して約6.4倍、10年債が200億円に対して約3.1倍の需要を集めた。トランスペアレンシー方式で運営し、両年限で自己ブックは出ていない。東急の登場は3ヵ月ぶりで、前回債は10年と20年の組み合わせだった。

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