
25日、アサヒグループホールディングスの2本立て債(A+:R&I/AA-:JCR、総額500億円、主幹事:野村/大和/みずほ/日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
---|---|---|---|---|---|
27 | 5 | 400 | 2030/5/2 | 1.329 | 43 |
28 | 10 | 100 | 2035/5/2 | 1.928 | 59 |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp
当初は上旬の条件決定を目指していたものの、”トランプ砲”に遭い仕切り直した。その時からマーケットは改善したとはいえ、先行きの不透明感は依然として残っている。こうしたなか、「全員参加型でマーケットを作り直す」ことを念頭にワイドな水準を提示し、国債+43bpと+59bpで5年債が4.1倍ほど、10年債が5.7倍ほどと、2年限で2000億円を上回る総需要を集める人気ディールとなった。社債市場への登場は昨年10月以来半年ぶり。
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