24日、日本政策金融公庫の2年債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 101
年限 2年
発行額 100億円
表面利率 0.752%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+5.5bp/国債カーブ+5bp
参照国債回号 346
参照国債償還日 2027年3月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2027年5月12日
格付け AA+(R&I)/A1(ムーディーズ)
ブックランナー SMBC日興/大和/野村

日銀の追加利上げ観測や“トランプ関税”への警戒で、公共債は中期・長期ゾーンのスプレッドが緩み、さらには米国時間2日に発表されたトランプ政権による相互関税でマーケットが混乱し、需給の悪化に拍車がかかった。こうした状況で、短期ゾーンは資金の振り向け先として重宝され、今月に先行した2年物道路会社債はそれまでの国債カーブ+12bpから+7bpへと5bpタイトニングした。日本公庫2年債にも堅調な需要が寄せられ、自身が2月の前回債で付けた+6bpから+5bpへのタイトニングを実現するとともに、道路会社債マイナス2bpに落ち着いている。
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