24日、大日本印刷の3本立て債(AA-:R&I、総額1000億円、主幹事:みずほ/野村/大和/三菱/日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
---|---|---|---|---|---|
7 | 5 | 400 | 2030/5/1 | 1.253 | 34 |
8 | 7 | 200 | 2032/4/30 | 1.474 | 47 |
9 | 10 | 400 | 2035/5/1 | 1.923 | 58 |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

2020年3月以来5年1ヵ月ぶりの起債で、5年・7年債は印刷業界初のサステナビリティ・リンク・ボンド(SLB)でもある。”トランプ砲”による混乱がある程度落ち着いたタイミングで登場し、5年・10年債を軸に総額1000億円の大型案件を成功させた。「サウンディングに1週間を費やし、丁寧に会話したことや、内需中心のビジネスで関税の影響を受けにくい点が評価されたことが勝因だった」(みずほ)。
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