24日、中部電力の2本立て債(AA-:R&I/AA:JCR、総額200億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|
563 | 10 | 100 | 33/8/25 | 0.972% | +32bp | 日興/三菱/みずほ/しんきん |
564 | 20 | 100 | 43/8/25 | 1.704% | +34bp | 野村/大和/日興/東海東京 |
※発行額:億円
今月2日にR&IからシングルAプラスからダブルAマイナスに格上げされており、両足ダブルA格となってからは初の起債であるため、この格付け帯としてのプライスを追求し、10年債が国債+32bp、20年債が+34bpと、いずれも下限に落ち着いた。10年債の+30bp台前半にはタイト感が強いとの声が相次いでいたものの、「格上げと希少性の効果」(SMBC日興)で170億円ほどのオーダーが寄せられた。20年債は50億円で始め、「投資家のニーズに応えて100億円に増額」(野村)し、110億円強の買いを取り込んでいる。発行体にとって、10年債が昨年5月以来1年3ヵ月ぶり、20年債は同9月以来およそ1年ぶりだった。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む
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