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JERA5年債:変調捉えた運営、中国電プラス10bp

13日、JERAの2本立て5年債(A+:R&I/AA-:JCR、総額300億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 主幹事
※18 5 200 2028/6/23 0.510 43 日興/みずほ
19 5 100 2028/6/23 0.510 43 大和/日興/野村/みずほ/三菱

※発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp
※個人向け

日本橋高島屋三井ビルディング(2018年10月28日、東京・日本橋)
JERAが入居する日本橋高島屋三井ビルディング(2018年10月28日、東京・日本橋)

リテール債と併せた2本立てで、機関投資家向けは先行の中国電力5年債(A+:R&I/AA:JCR、200億円、0.455%、国債+33bp、主幹事:みずほ/日興/大和/野村/しんきん)の国債+33bpをベースにガイダンスを敷いたものの、それまでの大量供給と急激なタイト化によって事業債に対する爆発的な需要が弱まった。それによって「変化した投資家の目線に柔軟に応じて運営」(大和)した結果、先行プラス10bpの+43bpで300億円ほどのオーダーを獲得した。JERAの登場は4月以来。キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

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