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上場会見:レント<372A>、6000種・50万台

レントが東証スタンダードに上場した。初値は公開価格の4330円を32.33%上回る5730円を付け、5340円で引けた。岡田朗社長が東京証券取引所で上場会見を行った(6月30日取材)。

海外事業の展開についての考えや今後の成長戦略を話す岡田社長

―会社の概要について
元々建設機械のレンタルを手掛けてきたが、産業機械や色々な工具など、広い範囲のレンタルのニーズがあったことに対応し、建設機械プラス産業機械のレンタル業を展開している。約6000種類、50万台のレンタル商品を保有しており、高所作業機や土木道路機械、これらは建設業の顧客をメインとした商品だが、それ以外にも楊重荷役機械といった工場などで使用する商品にも拡大している。

年間で3万3000社ほどと取引している。全国である程度網羅的に展開してはいるが、津々浦々ではなく都市圏や工場地帯を主体としたネットワークになっている。海外ではタイ、ベトナム、インドネシアで展開している。土木建築だけではなく、産業機械の顧客を開拓してきた。今後さらにレンタルがいろいろな分野で広がっていくのであれば、過去からやってきたようにニーズをどんどん取り入れていくことが1つの強みであり、今後の成長戦略だ。

レンタルに付随して「バリュープラスサービス」を行っている。例えば機材を貸したとしても、顧客サイドで動かすオペレーターがそんなにいないことがあり、その場合は当社で教習サービスを提供している。また、機械のなかでも、精度が高く正確性を求められる検査機器や測量機などについても自社内に検査機能を設けて、その証明書を発行している。

業界の再編が進むなかで、それぞれの地域に根付いている強い会社とのアライアンスを進めており、九州、北海道、中京の3社とアライアンスを組み、人材交流をし、お互いにノウハウなり商品を共有している。特に当社には産業機械のレンタルや「バリュープラスサービス」があるので、積極的にアライアンス先に提供して活用してもらう。ニッチなものを含めて一緒に活用して使ってもらうことで、非常にバイタリティのある展開ができる。単にアライアンス先と合算して規模を大きくしていくというものではなく、それぞれの強みをお互いに生かすことが1つの戦略で、この業界のなかでのプレゼンスを高めていく。

―海外事業はインドネシアやタイ、ベトナムのほかに進出する予定はあるか
ベトナムやインドネシアはこの2~3年であって、そこでの事業をまず確立し、グループ内での日本とのシナジー効果をしっかり出したい。そこから先の水平展開が良いだろう。

―成長戦略について
まず自身が成長していくことにプラスして、アライアンス先を増やす、なおかつアライアンス先もシナジーを出しながら成長することだと考えている。

[キャピタルアイ・ニュース 菊地 健之]

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