21日、伊藤忠商事の3本立て債(AA:R&I/AA+:JCR、総額676億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
| 回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 主幹事 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 86 | 3 | 152 | 29/5/25 | 1.865% | +19bp | みずほ/野村/日興/大和/岡三/東海東京 |
| 87 | 5 | 132 | 31/5/27 | 2.246% | +20bp | みずほ/野村/日興/大和/岡三/東海東京/しんきん |
| 88 | 5変動 | 83 | 31/5/27 | TONA+25bp | – | みずほ/しんきん/野村/日興/大和/岡三/東海東京 |
| 89 | 10 | 309 | 36/5/27 | 3.067% | +32bp | 日興/みずほ/大和/野村 |
発行額:億円

ダブルA格という高い格付けと、安定した業績を盾にギリギリと水準を詰めるやり方は相変わらずで、3年債が国債+19bp、5年債が+20bp、10年債が+32bpに決まり、5年変動利付債はTONA+25bpに落ち着いた。「どうせタイトな水準になる」と予想して最初から参加しない投資家が存在したとはいえ、ボラティリティが高い環境でも10年債の309億円を軸に総額676億円の需要を集めており、この点で総合商社トップクラスのネームの力を発揮したと言える。
よく読まれている記事
2026年5月18日 伊藤忠が4本立て債を準備
2026年1月30日 伊藤忠商事2本立て債:タイミングと年限選択、タイトな水準実現
2026年1月27日 伊藤忠が2年・5年債を準備
2025年9月5日 伊藤忠が日本初のオレンジ債:3年物の最低スプレッド
2026年5月21日 アコム債:2年は増額して3倍弱、5年は水準修正が奏功