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政投銀定例債:1億円刻みで総額900億円

日本政策投資銀行(2017年8月20日、東京・大手町)

10日、日本政策投資銀行の3本立て債(AA+:R&I/AAA:JCR/A1:ムーディーズ/A:S&P、総額900億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ 主幹事
197 3 405 2028/4/17 0.854 11.5 11 日興/みずほ/野村/バークレイズ
198 5 342 2030/4/17 1.097 15.5 15 日興/みずほ/野村/岡三/東海東京
199 10 153 2035/4/17 1.532 17 16 日興/みずほ/野村/岡三/東海東京

発行額:億円/表面利率:%/対国債・対カーブ:+bp

3年債が1月の前回債と同じ国債カーブ+11bpに落ち着いた一方、5年債は+15bp、10年債は+16bpにワイド化し、先行銘柄からの調整幅はいずれも6bpとなっている。今月の地方債が5年物で+14bp、10年物では+15bpに上方修正したため、1bpの格差が維持されている。”トランプ関税”などでベース金利の動きが極めて不安定だったものの、発行体として初めての1億円刻みで需要を募り、3年債を軸に総額900億円の起債を実現した。

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