11日、北海道電力の2本立てトランジションボンド(A+:R&I/AA-:JCR、総額145億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|
401 | 10 | 120 | 35/4/25 | 1.902% | +55bp | みずほ/日興/三菱/岡三/東海東京/しんきん |
402 | 20 | 25 | 45/4/25 | 2.659% | +39bp | みずほ/日興/三菱/大和/野村 |
※発行額:億円

無担保化後の電力債は第1陣が4月4日に登場しており、北海道電債はこれに続く起債。2本ともトランジション債で、10年物が国債+55bp、20年物が+39bpに決まり、それぞれ120億円、25億円、総額145億円のディールとなった。先行した電力債と比べると、10年物がシングルA格(R&I)と同スプレッドに決まり、20年物はダブルA格の+33~35bpに4~6bpのプラスアルファで落ち着いた。両年限ともにPOT方式を採用し、アカウントX・自己ブックはゼロだった。投資表明は募っていない。
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