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北海道電債:10年東北・北陸フラット/20年関西+4bp、どっちも減額

11日、北海道電力の2本立てトランジションボンド(A+:R&I/AA-:JCR、総額145億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 主幹事
401 10 120 35/4/25 1.902% +55bp みずほ/日興/三菱/岡三/東海東京/しんきん
402 20 25 45/4/25 2.659% +39bp みずほ/日興/三菱/大和/野村

※発行額:億円

北海道電力本店(2023年10月30日、札幌市中央区)

無担保化後の電力債は第1陣が4月4日に登場しており、北海道電債はこれに続く起債。2本ともトランジション債で、10年物が国債+55bp、20年物が+39bpに決まり、それぞれ120億円、25億円、総額145億円のディールとなった。先行した電力債と比べると、10年物がシングルA格(R&I)と同スプレッドに決まり、20年物はダブルA格の+33~35bpに4~6bpのプラスアルファで落ち着いた。両年限ともにPOT方式を採用し、アカウントX・自己ブックはゼロだった。投資表明は募っていない。

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