25日、GMOコマースが東証グロース市場に上場した。公開価格の1180円を80.59%上回る2131円の初値を付け、1772円で引けた。山名正人社長が東証で上場会見を行った。

―初値の受け止めは
幸先良いスタートを切ることができ、嬉しい。一方、期待の表れだと思っているので、これをしっかり今後のビジネスに変えていかなければならない。価格は主幹事の大和証券と相談しながら総合的に判断したので、何とも言えない。結果として数字が上がっていることに安堵している。顧客基盤とデータ基盤がしっかりと機能していて、直近の数年間は同じようなペースで伸び、今後も安定的に伸びるのではないかと捉えてもらったことが、数字に表れていると考える。
―親子上場の解消が進んでいるなかでの上場だが、その狙いやメリットはなにか
グループの方針として、グループ会社の上場は重要な成長戦略の1つと位置づけられている。変化が早いインターネット市場で勝ち続けていくために、権限を分散したうえで、シナジーを極大化すると捉えているからだ。独自の経営判断を尊重してもらえている。
―グループ間のシナジーは、どのようなところにあるか
顧客を紹介してもらえるケースがある。例えば、GMOペイメントゲートウェイ<3769>や、同社の子会社のGMOフィナンシャルゲート<4051>などは、顧客が被るので、紹介してもらってから提案する。これは最初からドアをノックするのと比べると、営業の側面ではプラスとなっている。
それ以外では、有形無形のビジネスのアドバイスを必要に応じて受けられる。経営の独立はしっかり確保したうえで、ビジネスや運営面など、協力を仰ぐことはできているので、当社にとってはプラスしかない。引き続き上手く利用していきたい。
―配当についてどのように考えているか
初年度から配当性向65%で出そうと思っている。投資家にとって重要なことは、成長と還元だと認識しており、安定的に成長しやすいビジネスモデルなので、しっかりと伸ばしていきたい。成長ができている限り、還元としての配当を出したい。
[キャピタルアイ・ニュース 北谷 梨夏]
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