株式・債券の発行市場にフォーカスしたニュースサイト

NAB債:4年8ヵ月ぶりの豪銀シニア

オーストラリア(ハーバブリッジとオペラハウス、2019.10)
オーストラリア(ハーバブリッジとオペラハウス、2019.10)

1日、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)の5年ユーロ円債が条件決定した。以下は案件レビュー。

年限 5年
発行額 576億円
表面利率 0.807%
発行価格 100
償還日 2028年9月11日
格付け Aa3(ムーディーズ)/AA-(S&P)/A+(フィッチ)
ブックランナー みずほアジア/MUFGセキュリティーズEMEA/野村インターナショナル/英国SMBC日興キャピタル・マーケット

オーストラリアの銀行による公募形式の円建てシニア債は、NABの2019年1月のサムライ債までさかのぼる。当時は5年・10年債の2本で計1203億円を調達したが、今回は大型起債を望まず、ユーロ円フォーマットで機動的に登場した。希少性やクレジットの高さが武器となり、今年度の非居住者円債の最低水準であるMS+40bpで576億円のディールとなった。
キャピタルアイ・ニュースで続きを読む

関連記事