株式・債券の発行市場にフォーカスしたニュースサイト

この記事は有料記事です

東京C債:2例目のTONA変動、”仮想固定”ベースに議論

24日、東京センチュリーの2本立て変動利付債(AA-:R&I/AA:JCR、総額310億円、主幹事:みずほ/三菱/日興/しんきん/野村)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
42 3変動 130 2028/10/30 TONA+34bp 36相当
43 5変動 180 2030/10/30 TONA+48bp 42相当

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

発行体にとって初めて、国内事業会社としては7月の三菱商事債に次ぐTONA参照の変動債。三菱商事の変動利付債は同じ年限の固定利付債を並走させていたが、東京Cは変動債のみ。このため、固定債が並走したと仮定した場合の”仮想固定債”の水準として、3年債で国債+36bp、5年債で+42bpを見いだしたうえ、変動金利との差分を調整してそれぞれTONA+34bp、+48bpで条件決定した。金利先高観があるなかで変動債のニーズを捕捉し、総額310億円のディールに仕上げた。昨年12月の35NC5劣後債に続く登場で、シニア債は同7月以来。

この記事は有料記事です。全文をお読みいただくには、
法人向けサービス(有料)へのお申し込みが必要です。

関連記事