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富士フイルム債:良好需給でタイト化、10年はユーティリティに近づく

6日、富士フイルムホールディングスの3本立て債(AA:R&I/A1:ムーディーズ、総額1000億円、主幹事:SMBC日興/野村/大和/三菱UFJモルガン・スタンレー/みずほ)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
24 3 500 28/06/12 1.107 29
25 5 400 30/06/12 1.294 29
26 10 100 35/06/12 1.837 39

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

FUJIFILM SQUARE(2019年3月31日、東京・赤坂)

市場が“関税ショック”から立ち直り、起債環境が好転する過程でダブルAクラスの水準を示した。3年債が国債+29bpで500億円、5年債も+29bpで400億円、10年債が+39bpで100億円を起債し、総額1000億円の大型案件となった。5年債に対する需要が最も強かったが、調達コストの関係から3年債の発行額を大きくしている。

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