5日のクレジット市場は、金利の急低下で地方債に強い売りニーズが見られたが、業者は取引に消極的だったようだ。
債券相場で先物(9月限)は前週末比2円26銭高の146円6銭で取引を終了。2日発表の米雇用統計が予想を下回り、景気減速の懸念が強まったことから10年物米国債の利回りが急低下した。こうした影響が日本に及び、先物はサーキットブレーカーの発動を伴いながら上げ幅を広げ、3営業日続伸した。新発10年物国債の利回りは同20.5bp低い0.750%と、4月2日以来の水準を付けた。
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