3日、三井住友信託銀行(SMTB)の4本立てグローバルドル債(A1:ムーディーズ/A:S&P、総額25億ドル、ブックランナー:シティ/大和/GS/JPM)が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対米国債 |
---|---|---|---|---|
3 | 5億ドル | 28/3/13 | 4.500% | +60bp |
5 | 5億ドル | 30/3/13 | 4.700% | +75bp |
10 | 5億ドル | 35/3/13 | 5.050% | +90bp |
5FRN | 10億ドル | 30/3/13 | SOFR+99bp | – |

昨年9月の4本立て債(総額26億ドル、ブックランナー:GS/JPM/シティ/大和)に続くドル建てでの起債。固定利付債が前回と同じ3年・5年・10年の組み合わせであるのに対し、変動利付債は前回で3年だったものを5年とし、発行額は4本で最も多い10億ドルとなった。全体では25億ドルのディールとなり、これに対して124億ドル超と旺盛な需要を獲得している。新発プレミアム(NIC)はほぼフェアバリュー並みで、アジアでの盛り上がりがタイトなプライスにつながった。
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