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豊田合成:初のSPIB、7年ぶり、トヨタネーム

22日、豊田合成の5年サステナブル&ポジティブインパクトボンド(SPIB)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 6
年限 5年
発行額 100億円
表面利率 1.106%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+26bp
参照国債回号 357
参照国債償還日 2029年12月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2030年1月28日
格付け A+(R&I)
ブックランナー 野村
主幹事 SMBC日興/三菱UFJモルガン・スタンレー/大和/みずほ
ストラクチャリング・エージェント 野村証券
第三者評価機関 R&I

日本で初めてのSPIB。個別の資金使途を見るICMA原則のESG債に対し、SPIBは同原則に加えて国連環境計画金融イニシアティブにおけるポジティブインパクト金融原則にも適合しており、「会社全体の取り組みにフォーカスしている」(野村)。発行体は、サステナブル&ポジティブ・インパクト・ファイナンスのフレームワークを昨年10月31日に公表していた。このフレームワークからSPIBを起債することを12月23日にアナウンスし、1月16日のヒアリングで運営に入った。発行額は当初から100億円。豊田合成の公募債は2018年3月以来で、昨年3月には適格機関投資家限定のインパクトボンド(5年、50億円)を発行していた。

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