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商船三井5年債:“海運プレミアム”縮小か

17日、商船三井の5年債が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 29
年限 5年
発行額 180億円
表面利率 1.151%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+32bp
参照国債回号 357
参照国債償還日 2029年12月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2030年1月23日
格付け A+(JCR)
ブックランナー 大和
主幹事 野村/SMBC日興/しんきん

商船三井本社(2020年2月2日、東京・虎ノ門)

昨年5月の前回債のうち、同年限の5年債(166億円、主幹事:野村/大和/みずほ/しんきん)と同水準の国債+32bpでローンチし、前回債を上回る180億円に増額した。12月20日にアナウンスしてサウンディングを開始している。

100億円程度の打ち出しで、ガイダンスは国債+30bp台前半~後半。同格相当の銘柄が昨年11~12月に+28~31bpで先行しており、ジェイテクト債が+29bp、三菱ガス化学債が+28bp、セイコーエプソン債が+31bpだった。これらを参考に、業績のブレから敬遠されやすい海運セクターとしての上乗せを考慮したようだ。

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