
17日、成田国際空港の2本立て債(AA:R&I/AA+:JCR、総額300億円、主幹事:日興/大和/三菱)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 対カーブ |
---|---|---|---|---|---|---|
58 | 5 | 200 | 2030/1/25 | 1.021 | 18.5 | 18 |
59 | 10 | 100 | 2035/1/26 | 1.371 | 19 | 18 |
発行額:億円/表面利率:%/対国債・対カーブ:+bp
2023年9月以来1年4ヵ月ぶりの起債。格付けの高さや一般担保付きの希少性、好業績、金利上昇といった追い風を受けて、「投資家の買い意向が強く、ポテンシャルが高かった」(SMBC日興)。5年物道路会社の国債カーブ+18bpを起点に居所を探り、結局いずれも同水準に落ち着いたが、5年債はヒアリングの段階では+17bpもガイダンスに入れており、この水準で発行額に迫る成り行き需要があった。
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