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成田空港債:5年で道路インサイドも探る

成田空港行きバス乗り場(2019年12月25日、東京・銀座)

17日、成田国際空港の2本立て債(AA:R&I/AA+:JCR、総額300億円、主幹事:日興/大和/三菱)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ
58 5 200 2030/1/25 1.021 18.5 18
59 10 100 2035/1/26 1.371 19 18

発行額:億円/表面利率:%/対国債・対カーブ:+bp

2023年9月以来1年4ヵ月ぶりの起債。格付けの高さや一般担保付きの希少性、好業績、金利上昇といった追い風を受けて、「投資家の買い意向が強く、ポテンシャルが高かった」(SMBC日興)。5年物道路会社の国債カーブ+18bpを起点に居所を探り、結局いずれも同水準に落ち着いたが、5年債はヒアリングの段階では+17bpもガイダンスに入れており、この水準で発行額に迫る成り行き需要があった。

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