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政投銀債:揃ってC+11bp、3年は下限で超過も先行+1bp

10日、日本政策投資銀行の3本立て債(AA+:R&I/AAA:JCR/A1:ムーディーズ/A:S&P、総額700億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ 主幹事
194 3 250 28/1/21 0.775% +11.5bp +11bp みずほ/大和/三菱
195 5 250 30/1/23 0.932% +11.5bp +11bp みずほ/大和/三菱/野村
196 10 200 35/1/23 1.305% +12bp +11bp みずほ/大和/三菱/しんきん/東海東京

※発行額:億円

日本政策投資銀行本店(2017年4月7日、東京・大手町)

昨年10月に続く四半期ごとの定例債。前回は3年債が国債カーブ+12bp、5年・10年債が+11bpだったものが、今回は全ての年限で+11bpとなっており、3年債は1bpタイトニングした。一方、先行したほかの財投機関債からは、3年・5年債が1bp上方修正しており、10年債は同じスプレッドとなっている。3年債は下限で発行額を超過する買いが入っていたものの、「今後の安定調達を見据え、中央もしっかり取り込むとの観点からワイドサイドに着地した」(みずほ/政投銀財務部)。

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