9日、りそな銀行の3年ユーロドル債が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 3年
発行額 3億ドル
表面利率 4.983%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 米国債+67bp
償還日 2028年1月22日
格付け A2(ムーディーズ)
ブックランナー 大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパ/みずほインターナショナル/BofAセキュリティーズ/野村セキュリティーズ・インターナショナル
9日は、米国のカーター元大統領の国葬で米国債市場の取引時間が短縮され、グローバルドル債のローンチが難しかった。りそな銀債は、Regulation Sオンリーという特性を生かして登場し、米国債+67bpで33億ドル程度のオーダーを獲得。「昨年12月に行ったノンディールロードショーや起債直前のロードショーで発行体のクレジットへの評価を深めたことと、タイミングの妙があった」(大和)。同行のベンチマーク外債は、2006年8月のポンド建て永久劣後債以来で、ドル建てでは2005年9月の永久劣後債以来。ほぼ20年ぶりであるうえ、残存する銘柄がないことから実質的にデビュー債の位置付けだった。
よく読まれている記事
- 2025年1月9日 JFM5年債:3年連続のユーロ建てGB、後半に積み上がり加速
- 2025年1月8日 SMFGドル債:利下げ観測後退で変動人気
- 2025年1月8日 DBJ10年政保ドル債:いち早く登場、需要8.8倍超・NICマイナス
- 2025年1月8日 第一生命永久NC10債:8年半ぶりのドル、2011年以降で最低スプレッド
- 2025年1月7日 MUFGドル建てTLAC債:最短のタイミングで年初資金囲う