8日、地方公共団体金融機構(JFM)のユーロ建て5年グリーンボンド(GB)が条件決定した。以下は案件レビュー。
年限 5年
発行額 5億ユーロ
表面利率 2.750%
発行価格 99.636
応募者利回り 2.833%(単利)/2.828%(複利)
ローンチ・スプレッド MS+45bp
償還日 2030年1月16日
格付け A1(ムーディーズ)/A+(S&P)
ブックランナー JPモルガン・セキュリティーズ/BofAセキュリティーズ/みずほインターナショナル/モルガン・スタンレー・インターナショナル

昨年1月の5年物(5億ユーロ、2.875%、MS+34bp、ブックランナー:JPM/大和/みずほ/MS)に続くユーロ建てGBで、同通貨でのこの商品は3年連続。当初の需要はスローだったものの、マーケティング後半に札を積み上げ、イニシャルプライスソーツ(IPT)から4bpタイトなMS+45bpに着地した。発行額の5億ユーロに対し、フェアバリューを下回る水準で12億5000万ユーロのオーダーを獲得している。
よく読まれている記事
2025年3月26日 JFM債:本邦SSAドル建て5年の希少性、プライス追求でNICゼロ
2025年6月10日 地方金融機構債:5年GBに新規55件、10年・20年は今年度公共債で最大額
2025年6月3日 MUFG債:珍しい2本立て、総額16.5億ユーロ
2025年5月22日 SMFG債:10月に続くユーロ建て7年、NICは10bp程度
2025年5月16日 JICA政保ドル債:3回連続の5年サステナ・10億ドル以上