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第一生命永久NC10債:8年半ぶりのドル、2011年以降で最低スプレッド

7日、第一生命保険の永久NC10劣後ドル債(144A/Regulation S)が条件決定した。以下は案件レビュー。

年限 永久NC10
発行額 20億ドル
表面利率 6.200%(当初10年)
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 米国債+151.5bp
格付け A-(S&P)/A(フィッチ)
ブックランナー ゴールドマン・サックス・インターナショナル/米国みずほ/JPモルガン・セキュリティーズ/BofAセキュリティーズ/モルガン・スタンレー・インターナショナル/野村セキュリティーズ・インターナショナル

第一生命館(東京・日比谷 2017/08/09 撮影 kikuchi)

発行体のドル建てでの起債は2016年7月の永久NC10債(当時A3:ムーディーズ/A-:S&P/フィッチ、25億ドル、4.00%、米国債+252.7bp、ブックランナー:GS/みずほ/MS/JPM/シティ)以来8年半ぶり。年初のドル債市場が良好に推移するなか、アジア勢の買いを取り込んで勢いをつけ、イニシャルプライスソーツ(IPT)を42.5bp下回る6.200%で20億ドルのディールに仕上げた。米国債スプレッドは+151.5bpと、本邦生保による2011年以降のドル建てハイブリッド債で最もタイトな水準となっている。

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