13日、稲畑産業の5年6ヵ月グリーンボンド(GB)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 4
年限 5年6ヵ月
発行額 75億円
表面利率 1.354%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+65bp
参照国債回号 359
参照国債償還日 2030年6月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2030年6月19日
格付け A-(R&I)
ブックランナー 野村
主幹事 みずほ/SMBC日興/三菱UFJモルガン・スタンレー

11月下旬から今月上旬にかけて先行した5年物事業債の実績をベースに、5.5年債であることを考慮して国債+50bp台半ば~60bp程度のガイダンスをサウンディングで出したが、+60bp台を意識する声が多かったことに対応して+60~65bpのマーケティングレンジを敷き、上限の+65bpに着地した。「75億円の発行額に対して確実に超過需要を創出することを重視した」(野村)結果だった。発行体にとって初のGBで、投資表明は募っていない。起債は5月の2本立て債(総額100億円、5年:1.141%・国債+49bp/10年:1.766%・+68bp、主幹事:野村/みずほ/SMBC日興/三菱UFJMS )以来半年ぶり。
よく読まれている記事
2024年11月7日 稲畑産業がGBを準備
2025年3月6日 東急債:“両足”ダブルA後初、10年・20年で西の名門に続く
2025年2月21日 阪急阪神HD債:人気のPRiVACE、20年はタッピングで投資家掴む
2025年2月21日 大成建設5年債:新フレームワークで初のGB、表明は20件に増加
2025年2月5日 住商がGBを準備