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BPCE債:政情不安のなかで1000億円超、年限も長期化

12日、BPCEの6本立て債(総額1099億円、ブックランナー:大和/三菱/みずほ/ナティクシス/野村/日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。

格付け 回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対MS
A+(R)/(S)/(F)/A1(M) 38 3 562 2027/12/17 1.273 58
A+(R)/(S)/(F)/A1(M) 39 5 104 2029/12/19 1.458 68
A+(R)/(S)/(F)/A1(M) 40 10 33 2034/12/19 1.827 78
A(R)/(F)/Baa1(M)/BBB+(S) 24 4NC3 174 2028/12/19 1.613 92
A(R)/(F)/Baa1(M)/BBB+(S) 25 6NC5 113 2030/12/19 1.798 102
A(R)/(F)/Baa1(M)/BBB+(S) 26 11NC10 113 2035/12/19 2.167 112

発行額:億円/表面利率:%/対MS:+bp

フランスの政治情勢が不安定化し、日銀会合(18~19日)での追加利上げを巡って市場が疑心暗鬼となっているタイミングで、これまでの継続的な起債で培った高い知名度と信用力、投資家基盤を生かし、総額1100億円程度の規模に仕上げた。円債市場への登場は昨年12月以来1年ぶり。前回債になかった10年債と11NC10債も発行し、年限の長期化を実現した。

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