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資生堂5年債:希少性vs.外格のみの難しさ

6日、資生堂の5年債が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 14
年限 5年
発行額 150億円
表面利率 1.139%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+41bp
参照国債回号 357
参照国債償還日 2029年12月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2029年12月12日
格付け A3(ムーディーズ)
ブックランナー 大和
主幹事 みずほ

資生堂パーラー(2018年1月21日、東京・銀座)

2022年12月の5年サステナビリティ・リンク・ボンド(SLB、200億円、0.450%、国債+34bp、主幹事:大和/みずほ/野村)以来の社債。2年ぶりの希少性と知名度の高さが武器となる一方、格付けはいわゆる外格しか取っていないうえ、低調な業績が懸念点であり、強弱の材料が混在するなかでの起債だった。国債+40bpを挟んだレンジで居所を探った結果、 +41bpで150億円の発行額に対して160億円超のオーダーを獲得している。

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