
4日、東京センチュリーの35NC5劣後債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 4
年限 35年(35NC5)
発行額 800億円
表面利率 2029年12月10日まで1.929%、翌日以降2049年12月10日まで1年国債+120bp、翌日以降1年国債+220bp(フロアー:0%)
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+120bp
参照国債回号 357
参照国債償還日 2029年12月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2059年12月10日
格付け A(R&I)/A+(JCR)
コール条項 2029年12月10日以降の各利払日に100で可能。
ブックランナー みずほ
主幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー/SMBC日興/野村/BofA
先行銘柄からの上乗せを確保したレンジ運営が好感され、発行額を当初の400億円程度から800億円に増額し、これを大幅に上回る約3800億円の需要を獲得した。東京センチュリーの登場は7月のシニア債以来で、今回の調達資金は、来年7月に初回コールを迎える第2回劣後債(1000億円)の期限前償還の一部に充てる。残る200億円は劣後ローンを借り入れる予定。昨年6月の格上げを経て、前回の劣後債(BBB+:R&I/A:JCR)が“片足”シングルAだったものが、今回は“両足”シングルA(A:同/A+:同)での起債となった。
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