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大和証券G2本立てAT1債:メガと遜色なく、NC10はプラス10bp

大和証券グループ本社(2024年3月30日、東京・丸の内)

29日、大和証券グループ本社の2本立て永久劣後債(BBB+:R&I/JCR、総額1250億円、ブックランナー:大和)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
劣後3 永久NC5 1150 2.199 148
劣後4 永久NC10 100 2.642 158

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

証券持株会社によるAT1債が珍しいことや、セカンダリー水準の縮小を受け、NC5債は先行したメガバンク債と遜色のない国債+148bpに着地した。NC10債はNC5債プラス10bpに落ち着いている。国内市場における証券持株会社のAT1債は、大和Gによる2020年3月のデビュー案件(NC5とNC10)が最初で、2021年6月の野村ホールディングス債以来。これまで4件・5250億円しか供給されていない。

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