10日、アサヒグループホールディングスの3本立て債(A+:R&I/AA-:JCR、総額700億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|
24 | 5 | 200 | 29/10/24 | 0.854% | +29.0bp# | 野村/みずほ/大和/日興 |
25 | 5 | 300 | 29/10/17 | 0.854% | +29bp | 大和/みずほ/日興/野村 |
26 | 10 | 200 | 34/10/17 | 1.323% | +38bp | 大和/みずほ/日興/野村 |
※発行額:億円、第24回債は個人向け

5年物リテール債を含む3本で総額700億円の案件。このうち機関投資家向けの5年・10年債は、先行した事業債の水準をベースに居所を探り、それぞれ国債+29bp、+38bpに決まった。いずれもレンジ下限に落ち着いたうえ、5年債が300億円の3.5倍程度、10年債が200億円の3.9倍程度と、2年限で1500億円に迫る需要を取り込んでいる。POT方式で運営し、いずれの年限もアカウントX・自己ブックは出ていない。
よく読まれている記事
2025年3月21日 りんかい線が10年サステナ債を準備
2025年3月21日 すかいらーくHDが社債を準備
2025年3月14日 レスター3年債:エレクトロニクス商社の初回SB、+120bp下限が奏功
2025年3月13日 野村総研5年債:初の公募STで国債+35bp
2025年3月11日 三井物産20年債:民鉄と電力の間