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静岡県・福岡県:3年債の定着図る

遠州灘に沿って整備される防潮堤(浜松市)

9日の地方債市場では、静岡県と福岡県の3年債が条件決定した。以下は案件レビュー。

発行体 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ
静岡県 3 100 27/09/20 0.528 11 11
福岡県 3 100 27/10/22 0.533 11.5 11

発行額:億円/表面利率:%/対国債・カーブ:+bp

静岡県が発行体として初めてだった6月以来の3年債を再び供給し、福岡県は、2022年7月に当時8年ぶりだった3年物地方債を発行して以来2年3ヵ月ぶりにこの年限に登場した。それぞれの事務主幹事は、「3年地方債の定着化を市場に明示した」(SMBC日興)、「3年地方債のさらなる市場拡大に寄与した」(Gサックス)と強調した。6月の静岡県債が国債カーブ+6bp・5年地方債フラットだったのに対し、今日の2銘柄は+11bp・同プラス1bpとなり、新しい居所を示した。いずれもPOT方式で運営し、アカウントXと自己ブックは出ていない。

福岡県庁(2023年12月25日、福岡市博多区)

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