株式・債券の発行市場にフォーカスしたニュースサイト

この記事は有料記事です

政投銀債:継続発行の安定性、地方債+1bpの安心感

政投銀広告(2023年4月25日、大手町駅)

9日、日本政策投資銀行の3本立て債(AA+:R&I/AAA:JCR/A1:ムーディーズ/A:S&P、総額850億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 対カーブ 主幹事
191 3 300 2027/10/18 0.543 12.5 12 日興/大和/みずほ
192 5 300 2029/10/18 0.669 11 11 日興/大和/みずほ/しんきん/東海東京
193 10 250 2034/10/18 1.048 12 11 日興/大和/みずほ/しんきん/東海東京

発行額:億円/表面利率:%/対国債・対カーブ:+bp

日米中銀会合や自民党総裁選など、起債前にイベントが相次いでいたことに加え、足元では石破茂首相の利上げ牽制発言によって、ボラタイルな金利環境が継続している。こうしたなか、3つの年限の定例発行で予見性が高い利点を生かし、いずれも投資家の目線である地方債プラス1bpに仕上げたことで、いずれも増額を実現し、総額850億円のディールとなった。

この記事は有料記事です。全文をお読みいただくには、
法人向けサービス(有料)へのお申し込みが必要です。