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阪神高速3年サステナ債:下限利率とJCR格付け

8日、阪神高速道路の3年サステナビリティボンドが条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 31
年限 3年
発行額 250億円
表面利率 0.588%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+15.5bp/カーブ+15bp
参照国債回号 349
参照国債償還日 2027年12月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2028年1月31日
格付け AA+(R&I)/AAA(JCR)
ブックランナー 野村
主幹事 SMBC日興/みずほ
下限利率 0.550%

甲子園球場前を通る阪神高速3号神戸線(2023年11月21日)

2月の3年サステナ債以来の登場。今回から新たにJCRから格付けを取得しており、日銀適格担保銘柄として1回目の起債となった。マーケットの変動性が高いうえ、追加利上げへの意識で短期ゾーンに対する慎重姿勢が見られる難しい環境だったものの、2年・5年物道路会社債からの線形補間で国債カーブ+15bpというスプレッドを見いだし、0.55%の下限利率の設定が安心感となって、250億円の発行額に対して292億2000万円のオーダーを獲得した。

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