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東電PG債:最長15年で最大の400億円、総需要2500億円超

東京電力(2020年7月27日、横浜市西区)

4日、東京電力パワーグリッドの3本立て債(A-:R&I/A:JCR、総額800億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 主幹事
77 7 200 2031/10/10 1.361 79 大和/みずほ/日興/三菱/しんきん
78 10 200 2034/10/10 1.706 83 みずほ/三菱/日興/大和/しんきん
79 15 400 2039/10/7 2.283 92 日興/大和/みずほ/三菱/しんきん

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

償還ラダーの観点から5年債ではなく、今年度初の7年債を選び、10年・15年債との3本で起債した。自民党総裁選や石破内閣の発足、中東情勢の悪化、米国の景気動向など先行きが不透明ななか、下期初の資金消化ニーズと利回りニーズを捉え、15年債を軸に総額800億円の大型案件に仕上げ、2500億円を上回る総需要を獲得した。社債市場への登場は7月以来。

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