
4日、東京電力パワーグリッドの3本立て債(A-:R&I/A:JCR、総額800億円)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 | 主幹事 |
---|---|---|---|---|---|---|
77 | 7 | 200 | 2031/10/10 | 1.361 | 79 | 大和/みずほ/日興/三菱/しんきん |
78 | 10 | 200 | 2034/10/10 | 1.706 | 83 | みずほ/三菱/日興/大和/しんきん |
79 | 15 | 400 | 2039/10/7 | 2.283 | 92 | 日興/大和/みずほ/三菱/しんきん |
発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp
償還ラダーの観点から5年債ではなく、今年度初の7年債を選び、10年・15年債との3本で起債した。自民党総裁選や石破内閣の発足、中東情勢の悪化、米国の景気動向など先行きが不透明ななか、下期初の資金消化ニーズと利回りニーズを捉え、15年債を軸に総額800億円の大型案件に仕上げ、2500億円を上回る総需要を獲得した。社債市場への登場は7月以来。
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