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4日の電力債:7年は+50bp意識、20年は下限利率が効く

4日、中国電力と東北電力の7年債、中国電と北陸電力の20年債が条件決定した。以下は案件レビュー。

発行体 格付け 回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
中国電力 A+(R)/AA(J) 463 7 300 31/10/24 1.061 49
中国電力 A+(R)/AA(J) 464 20 192 44/10/25 2.082 40
北陸電力 A+(R) 370 20 30 44/10/25 2.082 40
東北電力 A+(R)/AA(J) 568 7 200 31/10/24 1.061 49

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

■7年債
7年物電力債は8月30日の九州電力債(A+:R&I/AA-:JCR/A3:ムーディーズ、80億円、1.074%、主幹事:みずほ/SMBC日興/大和/しんきん/東海東京)が直近の案件で国債+45bpだったが、1ヵ月以上離れているうえ、当時と起債環境が異なるため、今日の2銘柄は、セカンダリー水準を主に参考とし、+49bpを見いだした。2銘柄ともサウンディングで+50bp程度を提示してからマーケティングに移行し、10月1~2日の+49~50bpを経て+49bpに集約した。九電債を4bp上回り、大台を1bp下回った。

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