
4日の地方債市場では、5銘柄の10年債と3銘柄の5年債、2銘柄の20年満期一括償還債、愛知県30年債、千葉県20年定時償還債が条件決定した。以下は案件レビュー。
10月の第1陣となる銘柄群。9月債で4bpの上方修正を経た10年債と5年債は前月並みを維持して順調に販売。20年満括債と定償債、30年満括債はそれぞれ国債カーブ+3bp、国債+25bp、+10bpを保った。金利の先高観が薄くなっていることが需要の後押しとなり、直近では石破茂首相が追加利上げに否定的な発言を2日にしたことで、年内の利上げ観測も後退した。

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