3日、フランス相互信用連合銀行(BFCM)の3本立て債(Aa3:ムーディーズ/A+:S&P/AA-:フィッチ、総額1374億円、ブックランナー:大和/みずほ/SMBC日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対MS |
---|---|---|---|---|---|
44 | 3 | 821 | 27/10/15 | 0.933% | +47bp |
45 | 5 | 420 | 29/10/15 | 1.119% | +57bp |
46 | 10 | 133 | 34/10/13 | 1.563% | +72bp |
※発行額:億円
昨年10月の3本立て債(ブックランナー:大和/野村/SMBC日興)以来となるサムライ債市場への登場で、円債も1年ぶり。自身のユーロ建て債のセカンダリー水準を主な参考とし、3年債がMS+47bp、5年債が+57bp、10年債が+72bpと、いずれもレンジ中央付近に落ち着いた。前回債と同じ年限の組み合わせで、1年前の総額1670億円には届かないものの、自民党総裁選が行われたほか、中東情勢が悪化するなかでも1374億円の需要を集めている。
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