13日、大塚ホールディングスの2本立てグリーンボンド(GB、AA-:R&I、総額200億円、主幹事:野村/大和/みずほ/SMBC日興)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
---|---|---|---|---|---|
4 | 7 | 100 | 2031/9/19 | 0.911% | +34bp |
5 | 10 | 100 | 2034/9/20 | 1.219% | +37bp |
※発行額:億円
デビュー案件だった2019年3月の3本立て債(総額800億円、5年:0.120%・国債+27.1bp<CEYE算出>/7年:0.260%・+40.0bp<同>/10年:0.375%・+38bp、主幹事:野村/大和/三菱UFJMS/みずほ)以来の社債市場への登場。今回は2回目の起債で、GBは初めて。5年6ヵ月ぶりの起債という希少性のほか、高い知名度とクレジットが訴求し、7年・10年債のいずれもレンジ下限に着地した。総額200億円の発行額に対して690億円程度の需要を獲得している。トランスペアレンシー方式で運営し、10年債にアカウントXがあった一方、自己ブックはいずれの年限でもゼロだった。投資表明は募っていない。
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