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LINEヤフー債:不祥事で仕切り直し、3年に500億円超のオーダー

6日、LINEヤフーの2本立て債(A+:R&I/AA-:JCR、総額500億円、主幹事:みずほ/大和/野村/三菱/日興/SBI)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債
24 3 300 27/9/10 0.993% +60bp
25 5 200 29/9/12 1.350% +85bp

※発行額:億円

LINEヤフー本社(2024年1月30日)

合併によって現在の商号となってから初の起債。昨年11月に主幹事指名をアナウンスし、総額500億円程度で12月上旬の条件決定を予定していたものの、9月から10月にかけて、通信アプリであるLINEの利用者や取引先情報などが外部に漏洩する不祥事があり、11月に起債中止を決定した。その後、今年3月に総務省からの行政指導を受け、4月に再発防止策を同省に提出。仕切り直しとして今月2日に、各200億円程度で6日に条件決定することを知らせ、2~5日のマーケティングを経て、3年債が300億円で国債+60bp、5年債が200億円で+85bp、総額500億円のディールとなっている。

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