6日、東洋紡の37NC7劣後債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 1
年限 37年(37NC7)
発行額 170億円
表面利率 2.885%
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+230bp
参照国債回号 364
参照国債償還日 2031年9月20日
プライシング基準 JGB
償還日 2061年9月12日
格付け BBB(R&I)/BBB+(JCR)
ブックランナー みずほ
主幹事 野村/SMBC日興/三菱UFJモルガン・スタンレー

当初はワイドでも国債+100bp台後半での着地を想定していたものの、1ノッチ上で初回コールまでの年限が短く、同じく今日条件決定することとなる住友化学35NC5劣後債(BBB+:R&I/A-:JCR、1000億円、3.300%、国債+280bp、主幹事:SMBC日興/みずほ/野村/大和/三菱UFJMS)がサウンディングの途中で+300bpを挟むガイダンスを提示し、その後マーケティングに移行した。この影響で段階的なガイダンスの上方修正を余儀なくされたうえ、+230bpとレンジ上限での着地を強いられた。このスプレッドで170億円の起債となった。ただ、住友化学債の盛り上がりを受けた買いが入っており、ポジティブな側面もあった。
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