6日、住友化学の35NC5劣後債が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 3
年限 35年(35NC5)
発行額 1000億円
表面利率 3.300%(下記参照)
発行価格 100
ローンチ・スプレッド 国債+280bp
参照国債回号 356
参照国債償還日 2029年9月20日
プライシング基準 JGB
格付け BBB+(R&I)/A-(JCR)
表面利率 2029年9月12日まで3.300%、翌日以降1年国債+380bp。
コール条項 2029年9月12日以降の各利払日に100で可能。
ブックランナー SMBC日興
主幹事 みずほ/野村/大和/三菱UFJモルガン・スタンレー
住友化学の劣後債は、2019年12月の2本立て債以来で、このうち、今年12月に初回コールを迎える1000億円のリファイナンスとして起債した。初回コールまで5年強の売買参考統計値を参考に水準を探り、スプレッドの厚みと利回り妙味が発揮され、国債+280bpで1000億円の発行額に対して1900億円を超える需要を集めた。
よく読まれている記事
2025年3月14日 レスター3年債:エレクトロニクス商社の初回SB、+120bp下限が奏功
2025年3月13日 野村総研5年債:初の公募STで国債+35bp
2025年3月11日 三井物産20年債:民鉄と電力の間
2025年3月7日 artience5年債:新社名で登場、高ボラ・年度末前で渋沢倉庫+3bp
2025年3月6日 東急債:“両足”ダブルA後初、10年・20年で西の名門に続く