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小田急2本立て債:希少性と民鉄

5日、小田急電鉄の2本立て債(AA-:JCR、総額200億円、取りまとめ:三菱UFJモルガン・スタンレー)が条件決定した。以下は案件レビュー。

回号 年限 発行額 償還日 表面利率 対国債 主幹事
90 5 100 29/09/13 0.690 19 みずほ/三菱/日興/大和/野村
91 7 100 31/09/12 0.910 32 三菱/みずほ/日興/大和/野村

発行額:億円/表面利率:%/対国債:+bp

2020年7月以来の希少性と民鉄セクターの強みが活き、5年債が国債+19bp、7年債が+32bpと、先行銘柄を下回る水準で着地し、各100億円の発行額に対し、それぞれ1.3倍程度、1.7倍程度の需要を獲得した。8月6日に起債をアナウンスし、29~30日のサウンディングで運営に入った。トランスペアレンシー方式で運営し、アカウントXと自己ブックはなかった。

町田駅付近を走行するロマンスカーGSE(2023年5月4日)

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