3日、アステラス製薬の2本立て債(AA:R&I、総額1000億円、主幹事:みずほ/野村/SMBC日興/GS)が条件決定した。以下は案件レビュー。
回号 | 年限 | 発行額 | 償還日 | 表面利率 | 対国債 |
---|---|---|---|---|---|
5 | 5 | 800 | 29/9/7 | 0.870% | +35bp |
6 | 7 | 200 | 31/9/9 | 1.038% | +40bp |
※発行額:億円
7月の先行銘柄の実績をベースに居所を探ったものの、8月上旬の相場の乱高下と金利の先行きの不透明感、製薬会社の大型案件に対する見方が厳しいなかで5年債が国債+35bp、7年債が+40bpと、いずれもレンジ上限に着地した。投資家の慎重姿勢が終始強かったものの、「総額1000億円の消化に向けて、サウンディングを終えるまでにポテンシャルを作り上げた」(みずほ)としている。
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